コロナ対策の消毒について

ギベオンなどをアクセサリーに加工したものをエタノールなどのアルコールで消毒してもいいかというお問い合わせをいただくことがありますが、生の隕石なら消毒は可能です。
アルコールで消毒する場合は、全体を消毒したらすぐに流水で洗い流し、水分を拭き取った後にドライヤーなどでしっかり乾燥させるか水置換剤入りの防錆油にしっかりと浸して下さい。
特に鉄隕石の主成分は鉄とニッケルで出来ていますので、水分が残っていると錆が発生する場合があります。
メッキやラッカーでコーティングされているものはコーティングが剥離する場合があるので、アルコールで消毒することはおすすめしません。

日常や保管時のお手入れ方法

特に鉄隕石などの金属が多く含まれている隕石は夏場や湿度が高い場所、汗をかく状況での使用が続くと金属部分が錆びる場合がありますので、下記のようなお手入れをして下さい。

【アクセサリー編】
コーティングなどがされていない隕石をアクセサリーにしている場合、使用した日は鉱物油などを薄く塗布して下さい。
長期で保管する場合は、できるだけ金具類は全てはずし、隕石全体を水置換剤入りの鉱物油に浸け保管して下さい。
※メッキやラッカーコーティングされているものはこの方法は適していなので、ケースなどに入れて保管して下さい。

【標本編】
短期で保管する場合は、隕石全体に鉱物油を薄く塗布し保管して下さい。
長期で保管する場合は、隕石全体を水置換剤入りの鉱物油に浸け保管して下さい。
※ルースケースに入れて飾ると見栄えはいいですが、錆を防ぐ保管には適していません。
※メッキやラッカーコーティングがされているものはこの方法は適していなので、ケースなどに入れて保管して下さい。

初期の錆を除去する方法

第1段階:クエン酸をぬるま湯で溶かし、その液に錆がある箇所を1-2時間浸けてから柔らかいスポンジで磨きます。
第2段階:1段階でも錆がとれなかった場合は、重曹を付けた少し荒めのスポンジで磨きます。
※ウィドマンシュテッテン構造が出ているものは真鍮やステンレスなどの金属製ブラシを使って錆を取らないで下さい。マイクロメートルやナノメートル単位のとても繊細な結晶構造をしているので、金属製ブラシで擦ってしまうと錆はとれますが表面も削れてしまい再エッチングするしかなくなります。

長期保管する方法

金属質が多い隕石を使用しない時は、全体を水置換剤入りの鉱物油に浸すなどして錆の発生を防いで下さい。

コーティングする方法

普段使いするペンダントやブレスレットにおすすめの方法です。
使用するたびに鉱物油を塗布する手間が少なくなります。
隙間がないように透明のラッカーやレジンなどを塗布して隕石を覆って下さい。